そうそう、最近歌舞伎町で乗せたお客さんで変わったひとがいた。
歌舞伎町の花道通りでクマの着ぐるみを着た四十くらいの男が手をあげたのでちょっと驚いた。
いろいろ車内で話していると女の子によく声をかけられるみたい。なんかうらやましいいなあ。と思っていると「この季節は大変なんです。汗が凄いんですよね」と話した。
たしかにそうだよね。普通に町中を歩いていても汗が吹き出しそうなのに。
なら冬のように寒い方がいいんですか?とも聞いてみると冬には着ぐるみの中にいろいろ着るのでやっぱり暑いらしい。
なんか「へぇ〜」ボタンを押したくなったね〜
もうひと組のお客さん 今度はちょっと生々しい。
ホストクラブで遊んだおねーちゃん。 ホストの2人に送られて出て来たのかなと思ってたら3人ご乗車。これからどこかに遊びに行くんかな?
ご乗車されて行き先を聞くと、なんだかハッキリしない。某銀行まで。
行き先「某銀行」って言われても…。 おっちゃん利用したことないっす。
新宿通りにあるとのことなので新宿通りに向かう。
ほどなく某銀行に着くと二人だけ降車。どうもお金をおろしに行ったみたい。
その間私はというと、車中にいた一人のホストの方といろいろ話す。またまた「へぇ〜」というようなおもろい話を聞く事ができた。
しばらくすると銀行に行っていた二人が戻り都営三田線沿線の某所(アイ〜ン)まで。どうにも今度はおねーちゃんの家に行くようだ。
目的地に到着し、いざ精算しようとするとまたまた二人だけ建物に入って行った。「おっ、またまたどこかに行くんや〜。ラッキー」と思っているとホスト一人だけが戻ってきた。
「運転手さん、また歌舞伎町に戻ってください」
「イエ〜ィ 往復やん!ダブルやん!」と喜ぶアタシ
ふう〜ん そうなんだ。家までお客さんを送るのもサービスの一環なんだねーと思ってました。この時点までは。
しばらくするとひとりのホストが電話をかけた。
「はい、回収できました…」
さっき車中で話していたもうひとりのホストの方に聞くと、どうにもおねーちゃん 銭を持たずに遊んだのね。
キッチリ回収するホストクラブの業界をちょっと覗けたような気がした。